2016年07月12日
行動制限最小化委員会が主催し「高齢者の転倒メカニズム」について勉強会を開催しました。
年齢を重ねると、体力・筋力・骨密度、バランス感覚が低下します。
そのため、若い時に比べ足が重い、段差が上がれない、転びやすくなった・・・となります。
認知症の方は、認知機能が低下し、正しく現状把握や現状処理を行うのが難しくなります。
そのため適切な対応が出来ず、つまずき転ぶ・バランス崩して尻もち転倒・・・
転倒した時に、手が出ず顔や胸をそのまま強打する事があります。
当院は「行動制限を原則おこなわない」が理念です。
患者様らしい、今できる能力を活かして生活して頂く事を目的としています。
転倒は安全ベルトなどで守れば解決かもしれませんが、当院はそれは患者様本意ではないと考えています。
そのため年を重ねるとリスクが高くなる転倒についても考える必要があります。
今回の勉強会で高齢者の転倒メカニズムについて再認識し、日頃の看護ケアを心がけていきたいと思います。
行動制限最小化委員会