2016年08月09日
7月の活動③
7月29日(金)病棟にて2か月間の実習を行っていた作業療法学生の実習最終日でした。特に関わりの深かった患者さま数名とささやかながらお別れ会を行いました。
お別れ会と言いましても患者さまの希望を叶えることも含まれた会で、以前より大好きな男性アイドルタレントを職員に教えてくださっていた患者さまと共にコンサートを鑑賞して一緒に歌ったり、梅雨も明けて夏本番ということで映像ですが花火を観たりしました。
コンサートに関しては、患者さまの年代も様々でタレントを知らない方がほとんどでした(><)花火は沢山打ち上げられると皆で歓声をあげて拍手をしたりと意外に盛り上がりました。
そして、最後は患者さまお一人おひとりから学生へ向けての言葉を頂きました!
ある女性患者さまは涙を浮かべながら学生にしっかり伝わるようにゆっくり言葉を発して挨拶をされました。
年配の女性患者さまは会の前半は閉眼されていることが多かったのですが、挨拶を求められると目を細めて握手をし「どうもありがとうね、お世話になりました」と心のこもった挨拶をしてくださいました。
ある男性患者さまは照れながら「お疲れ様」と言ってはにかんでいらっしゃいました。
一緒によく将棋をされていた男性患者さまは、普段はよく冗談を言って笑っていらっしゃるのですが、この日は「もう終わりなの?」といつもとは違う表情をされていました。
ご高齢の方の多くは、挨拶などを求められると普段の言動とは違った一面をみせてくださいます。そういった場面になると口調がかわったり、流暢になったり、はきはきとされたりします。お別れは悲しいかもしれませんが、こういった機会を用いることで患者さまの新たな一面を知ったり、一番活躍されていた時の面影を感じたりできます。
作業療法の学生は8月にもいらっしゃる予定になっています(^^)
作業療法士