2016年09月19日
９月の活動「グラウンドゴルフ」
９月１日、気温は高くても空気が乾いて過ごしやすくなってきました。空は高く少しずつ秋の訪れを感じる今日この頃です。
本日は、４階にて患者さま７名と作業療法士２名、作業療法学生１名とグラウンドゴルフを行いました。
お誘いした方々は、以前にゴルフの経験がある方や気分転換を希望される方、身体を動かすことを希望された方々です。
今回参加されたA様は、病棟では他者の言動に声を荒げてトラブルとなることもあれば、テーブルに項垂れるような恰好をされていたり無表情でいることも多くありました。
人が多くいる環境で何もせず過ごしていると他者の声や行動に注意が向き、それらに敏感になり、いわゆる易怒的な状態となりやすくなることが考えられます。また、そういった自分自身に嫌悪感を抱いているかもしれません。
しかし、グラウンドゴルフに参加されたA様は、終始笑顔でいらっしゃいました。また、他者を気遣ったり配慮する言動も見られ、笑顔でいることで場の雰囲気を良くしようとする意欲が感じられました。
少人数で活動を行うことで自身が注目されて承認欲求が満たされ、他者への気遣いや活動に対する意欲の向上が見られたり、場所も変わることで気分転換となり、前述の意欲の向上につながったのではないかと考えます。
こうした情報を看護師、介護士など多職種と共有し、病棟でもA様がA様らしく生活できるよう協働で考え実施していきたいと思います。
