2016年05月19日
先月の話になりますが、4月となり暖かくなってきましたので、患者さまと近くの公園へお花見に行って参りました。
院外へ行くことは、室内で過ごす時間が長い方にとって気分転換となったり、桜を見ることで季節を感じたり、お花見を通して昔のことを思い出したり、いつもと場所が変わったり関わる人が変わることで社交性が引き出されたりする効果が見られます。
今回の院外レクでも外に出ることで「気持ちが良いわぁ」という声が多く聞かれたり、自らお花を摘んだり、「あの花は何かしら?」と職員に話しかけたりする場面が見られたり、室内にいる時よりも多くの笑顔が見られました。
印象的な事として、ある男性の患者さまが女性職員に笑顔でお花を渡すことがありました。
この方は、普段無表情でいることが多く、人よりも物に関心を示すことが多い方でしたが、今回環境が変わることで表情や行動に変化がみられたのだと思いました。
引き続き5月も院外レクを行います。
5月は新緑を感じられる緑豊かな公園に行ってまいります!
作業療法士