2020年07月09日
こんにちは。
今回は病棟担当の作業療法士からリハビリの一部のご紹介をいたします。
活動性の向上、難易度が高い作業活動による認知機能の向上、凝集性(集団の中での役割、モチベーション等)の向上などを目的として、5~7名程の小集団での活動を実施しております。
その中で、普段の会話の中から興味関心を見出した「ことわざ」を使い、馴染みのあるカルタを患者様と一緒に作成し、取り組んでおります。
普段はあまり積極的に話さない方でもことわざやカルタが会話のきっかけとなり、昔のことを思い出し、教えて下さります。患者様同士がコミュミケーションをとるきっかけ作りになっております。また、いつも静かに座っている方が積極的に身体を動かしてカルタに手を伸ばすなど、日常生活の中では見られないような表情や言動がみられ、私たち職員が学ぶことが多いです。
今後は、「野菜・くだもの」、「植物」のカルタも作成し、会話のきっかけ作りや認知機能訓練として活用していく計画です。
QOL推進部 作業療法科 川野優夏