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看護部

看護部長挨拶

 令和4年4月より看護部長をしております、佐藤 美佐江と申します。

 当院は120床の認知症専門病院です。高齢社会の現在、認知症専門病院の役割として、できるだけ住み慣れた地域(自宅や施設)での生活を支えるために、困りごとに対しての治療やご家族の負担軽減などあらゆる面でサポートできる体制を整えております。医師・看護師・介護士のみならず、薬剤師・栄養士・作業療法士・相談員などがチームとなり、患者様にとって何が最善なのかを常に考え相談しながら治療・ケアを行います。そこには必ず患者様本人の意思とご家族様の意思を尊重し、患者様・ご家族様もチームの一員と考えながら進めてまいります。何かお困りごとがあるときはお気軽に相談していただき、外来受診やデイケア・訪問看護・認知症予防教室・家族会なども活用しながら皆様の生活を応援してきたいと考えております。

 当院の理念「私たちは大切な人に自信をもってすすめられる病院を作ります」のもと、患者様やご家族様がもしも自分の大切な人だったら…と考えることにより、心のこもった温かい看護・ケアを提供できる病院です。

 大切な人には一緒に働くスタッフも含まれます。各々生活があり、事情を抱えている方もいると思います。そういう方にもどうしたら一緒に働けるのか、何だったらその方の力を発揮できるのか、そんなことを考えながらスタッフ一人一人に寄り添い少しでも長く働き続けられるよう一緒に考えます。

 認知症看護はマンパワーが必須です。少しでも認知症看護・ケアに興味がある方は、当院へご応募していただきたいと思います。

引き続き蓮田よつば病院をよろしくお願いいたします。

                             看護部長 佐藤 美佐江

2階病棟のご紹介

2階看護師長

 2階病棟は穏やかで温かい病棟です。認知症専門病院として、業務に流されず認知症患者様の思いを第一に考え丁寧な援助を心掛けています。介護職員と話し合い、協力し合い、看護・介護を合同で行っています。

 認知症急性期病院ですが、認知症患者様の生活を中心に支援し、QOLの向上を目指し、個々の患者様に合った生活ができるようにと考えています。季節を大切に、行事を大切に、年間を通じレクレーションを行っています。院内外の行事も多く、季節感ある病棟つくりを介護職員が中心に行っています。

 認知症患者様に寄り添う時間を大切にして認知症患者様の笑顔あふれるような職場環境を目指しています。急性期総合病院とは異なりますが認知症を学びたい方には、認知症ケア専門士が多くおり、認知症看護認定看護師資格取得体制のバックアップもあり、とても勉強になる職場です。認知症を学びたい方は是非一度、職場見学にいらしてください!!

2階病棟 看護師長 成田 春江

2階介護主任

 私達介護職は、主に食事、排泄、入浴の介助等日常生活全般のフォロ-をさせて頂いております。また、患者様の異変に一早く気づき医療職に繋げなければならない立場にあります。

 そして、患者様の声(心の声)を聴き出し、患者様が「できること」「できるであろうこと」を患者様やご家族様、医療・看護職、作業療法士と共に考え、その方法を工夫しながら、その人らしさを保ちつつ、生活習慣を尊重しながら支援させて頂いています。

 認知症の方の困った行動(暴言、大声、徘徊、拒否行動、物取られ妄想等)が、私達の毎日の関わりで軽減し、患者様から「ありがとう!」を頂き、笑顔の退院に結びつくこと。私達は心から『患者様の幸せの花』が咲くことが『』です。

                         2階病棟 介護主任 中村 広毅

3階病棟のご紹介

3階看護師長

 三階病棟には約60名のいろいろな症状の認知症患者様が入院されています。内服治療はもちろんですが、日常生活を整えるという側面でも看護・ケアさせていただいています。

 メリハリをつけるために午前・午後のレクリエーションを作業療法士と共に行っています。ただ決められた日課に沿って行うのではなく、患者様の個別性を考慮したケアを心がけています。

 日常生活動作の介助ではどこができないのかを考えて患者様の話を傾聴したりまたは声にならない声を聴いたりして本人の行動パターンを維持しつつ心を傷つけない援助を考えています。 ただ人間対人間のお仕事ですので患者様にこれをしない、あれをしないではスタッフが疲労してしまいます。

 そうなる前に3階病棟では以前から「やってみよう」という姿勢が皆にあります。スタッフのモチベーションを上げて患者様のペースを考慮しながらいろいろ試しています。徐々に進行する病気なのでその場面ごとに笑顔で過ごしてほしいというのが共通の思いです。

 患者様が退院をされるときは私たちも嬉しくなります。まだまだ社会の理解度は十分ではないと思いますが、皆が笑顔で過ごせるような社会の為に私たちも貢献していきたいと思っています。

                        3階病棟 看護師長 細田 恵子

3階介護係長

 病棟では、医師、看護師、ケアスタッフ、作業療法士、精神保健福祉士と様々な職種のスタッフが連携し、患者様の入院生活をより快適に過ごしていただけるよう努めています。

 違う職種のスタッフ同士、いろいろな側面から患者様をみることができ、意見を出し合うことで、患者様にもっとも適したケアを見いだせることができるのです。ケアスタッフ間で、何でも意見が言え、共通したケアができるアットホームな雰囲気の病棟です。

 患者様も楽しくいつも笑顔で過ごせる、スタッフも楽しく笑顔で働ける、そして笑顔の患者様をみた家族の方もみんな笑顔になれる、そんな病棟を目指しています。

3階病棟 介護係長 畠山 英記

 

【よつば病院の特徴】       

患者様に対して

・当院の方針として「原則身体拘束は行いません」

・フロアーや廊下はカーペットになっており、転倒時のダメージを考慮しております。

・10時にはお茶やジュース、15時にはおやつと牛乳を提供いたします。

・作業療法士が午前午後と体操を行います。

・季節の行事も取り入れます。

・訪問歯科が来ます。

・訪問理美容が来ます。毛染めやパーマもできます。

・入院のみならずデイケア・訪問看護リハビリテーション・認知症予防教室・認知症

 カフェ・家族会などその方に適した社会資源があります。

・お困りの方には相談員が訪問し相談に乗ります。

スタッフに対して

・福利厚生として

①マスクの無料提供を行っています。

②体調不良時は抗原検査が受けられます。

③月1回昼食にてバイキングがあります。

④身だしなみ維持の一環として理美容代の補助があります。(回数制限あり)

・看護師と介護士が協働しています。

・腰痛対策でロボットを導入しています。

・新しい機械浴「アラエル」を導入しています。

 (ミラブルが21個内蔵され使いやすいです)

・年間休日は公休(月9日、2月は8日ただし閏年は9日)、リフレッシュ休暇(年7日)

 夏季休暇(2日)、冬期休暇(3日)、特別休暇(1日)の合計120日です。

・託児所があります。

・定年は70歳です。

 

【看護部教育体制】    

看護部理念

「すべての人の心と人格を尊び、       

        質の高い心のこもったケアを提供します」

〈目的〉  「心身の残存能力を最大限に活かし、

        その人らしい生活を取り戻せるように支援していきます。」

〈目標〉   1 安全と尊厳を守り、患者様1人1人の環境を整える

       2 認知症専門病院として的確な看護・ケアを提供する

〈教育方針〉 上記目的・目標を達成するために必要な人材を育成する。

①新卒者

・プリセプター制度

・研修 院内研修 e-ラーニング活用と実技講習

    院外研修 埼玉県看護協会の新人看護職員研修受講

②既卒者

・経験年数により考慮

③在職者(①②含む)

・毎月指定のe-ラーニング研修

・看護部主催対面勉強会(年間計画あり)

・委員会主催勉強会

※その他 

・適任者に研修参加依頼をすることあり。その際の研修費は病院負担。

 日勤扱いでの参加となります。

・個人的に研修を希望するときは、それが病院にとって必要と判断されれば

 病院負担も可能です。

・病院負担時は研修報告書が必要です。

 

【病棟の1日の流れ】       

8:45 申し送り

多職種が参加し、申し送りの後ミニカンファレンスでその日の注意点を話し合います。

 

 

 

9:00 検温

看護師・介護士で協力し合い全員測定し、体調確認と入浴の判断を行います。

 

 

 

9:15 入浴・排泄介助

 

 

 

 

看護師・介護士で入浴の介助や整容を行います。

入浴日でない方は排泄介助に入ります。

 

 

 

10:30 作業療法士による生活機能回復訓練

カラオケやコーヒー療法・体操など楽しいひとときとなります。

 

 

 

10:45 記録

紙媒体の記録です。患者様を見守りながら記録します。騒がしく記録に集中できない時は、患者様もその環境の中で生活していると考え、音に対する環境調整が必要になります。

 

 

12:00 昼食・口腔ケア

フロアーでの食事となります。看護師・介護士で介助が必要な方の介助を行い、一人で食べられる方は見守りしながら安全を守ります。

 

 

13:30 作業療法士によるレク

風船バレーは好評で大盛り上がりです。

 

 

 

 

15:00 おやつ

病院では珍しくおやつがあります。食欲不振の方も甘いものならば食べられる方がいらっしゃり、大切な栄養補給の時間になります。

 

 

15:30 退院支援会議

多職種で会議を開き患者様の状態について話し合います。

 

 

 

 

17:00 リーダーから夜勤者へ申し送り

看護師2名介護士1名で夜勤を行います。

※変更になる場合もあります。

 

 

 

17:30 日勤者退勤

18:00 夕食

18:30 口腔ケア

患者様同士も助け合いながら生活します。

 

 

 

 

21:00 消灯

早い方は19時ころ休まれます。

※体調不良者に対しては適時検温します。

排泄介助も適時行います。

 

 

【Q&A】                                                               

Q.定年70歳とお聞きしましたが、スタッフの年齢層はどのくらいですか

A.平均年齢は約50歳です。60歳代のスタッフもたくさんいます。

 それぞれできることを一生懸命やってくださいます。

 

Q.託児所は何時から何時まで預かってくれますか?  

A.8時から18時までです。

 

Q.お休みの希望は通りますか?

A.パートの方は希望通りのシフトになります。

   正職員は月に2か所希望が出せます。     

 実際は皆で都合をつけ合い希望通りになることがほとんどです。

 

Q.急なお休みの時はどうしたらいいですか?

A.朝病棟に電話を入れていただきお休みしてもらっています。 

 お子さんがいる方や家族の介護をしている方、持病がある方などもいるため

 お互い様精神です。

 有給が1時間単位で使えますので受診などで遅れてきても遅刻にならないよう

 配慮できます。

 

Q.残業はありますか?

A.急変時などは時間外になることもありますが、ほとんどのスタッフは定時で

 退勤しております。

 

Q.認知症の方と接したことがないのですが大丈夫ですか?

A.他のスタッフの接し方を見ながら徐々に慣れていきましょう。

 

Q.無資格なのですが働けますか?

A.当院には無資格の方もいます。       

 指導していきますので一緒に頑張れる方は大歓迎です。

 

Q.電車通勤ですがバスはありますか?

A.蓮田駅まで送迎バスがあります。

 日勤者用ですので、夜勤者にはタクシー代が出ます(申告制)

 

Q.駐車場はありますか?

A.無料の職員用駐車場があります。

 

Q.機械浴はどんなタイプのものを使用していますか?

A.「アラエル」です。

 油性ペンで書いたものも落ちるシャワーヘッド「ミラブル」が21個内蔵されている

 シャワータイプの機械浴です。

 患者様は温かく、スタッフの負担は以前より軽減されています。

 

Q.腰痛が心配です。

A.腰痛対策として「フレアリー」という装着型の補助具もあります。

 大変なことは二人体制としています。

 

※その他ご質問のある方は、お気軽にお問い合わせください。

 

【スタッフ体験談】         

よつば病院にはいろいろな背景をお持ちの方がたくさん働かれています。体験談をお聞きしました!

 私は、再入職を考えていましたが、前職で臨床の場から離れていたことや技術面で元々不安があったことからなかなか踏み出せずにいました。そんな時、看護協会(ナースセンター)で企画していた再就業技術講習会を見つけ、少しでも解消できたらと思い切って受講させていただきました。

 たくさん開催場所があった中からよつば病院を選んだのは、私が学びたいと思っていた技術練習が当てはまっていたことが1番の受講理由です。

 認知症専門の病院ということで、私自身、認知症の祖母を母と共に14年一緒に過ごし、大変なことを体験してきたこともあり、落ち着かない病院なのではないかと勝手にイメージしていたのですが、実際病院に行くと(日によって変動があるかもしれませんが)患者さんが穏やかに過ごされていたことに、不思議な感覚を覚えています。それに加え、少しでも解消したかった技術面では、安心して行えるよう納得いくまで勉強(実地体験)させていただき、その際ずっと見守って、安心につなげてくださった部長さんにあたたかい病院だなと感じ、こちらの病院で働かせていただけたらいいなと思ったのが、入職を決めた理由です。

 現在では、まだまだ覚えることもあり、患者さんの対応に難しく不安になることもありますが、それに増して知識が豊富で魅力的な職員の皆さんに相談し易いことが、私の緊張も和らぎ、新たな職場でも安心に繋がっていると思います。

                              看護師 伊藤 和香子

 

 私は、定年を迎えるまでの30年間、急性期の病院で働いていました。急性期でも認知症患者さんと関わることがありましたが、急性期は治療が中心であり、認知症の患者さんは、抑制された状態で毎日を過ごしている状況がありました。そのため、認知症患者さんがその人らしく過ごすことのできる環境で寄り添った看護がしたいと思っておりました。

 そんな中、勤めていた病院での定年を迎える年になり、新たな職場を探しているときに、認知症の専門病院である、この『蓮田よつば病院』と出会いました。私は、何歳になっても病棟の看護師として現役で働いていたいと考えておりますので、よつば病院の「70歳まで働ける」というところも魅力的でした。

 現在、よつば病院で勤務を始めてから1年が経過しましたが、スタッフ間の年齢差は関係なく、相談し支え合える環境で働くことができています。認知症の患者さんとの関わりは、体力勝負な部分も多いですが、患者さんを抑制せずに、生活に寄り添った看護ができることにやりがいを感じています。

                               看護師 渡邊 眞美

 

 

 

 妊娠中はコロナ禍だったため、高齢出産の私にはとても毎日電車通勤をすることが難しく前職は退職しました。

 子供が産まれて1歳を過ぎたころに主人がすでによつば病院で勤務していたことや託児室で子どもを預かってくれることを聞き、入職を希望しました。年の離れた子どもたちがいるのですが、小さい頃は働いておらず、1歳児を預けて働くことがものすごく不安でした。

 しかし、職場の皆さんも師長さんもお子さんが小さい時は託児室に預けていたことがある方が多く、現在も頑張って仕事をしておられました。やはり子どもが小さいので風邪をひくことが多く迷惑をかけて、ある時は1週間も入院しお休みしてしまったこともありましたが、皆さん嫌な顔もせず、子どもの心配や親である私の心配までしてくださりすごく安心し感激しました。やはり1週間も休んでしまうと心苦しくなって「私はまだ仕事は早すぎて難しいのかな…」と思っていた所だったので、とても元気づけられ「頑張らなくちゃ」と前向きになれました。確かに子どもが小さいと仕事から帰って疲れていても食事に洗濯、子どもの世話など家事がたくさんあって嫌だなと思うこともあるけれど、「私だけ頑張っているわけでもないし、みんな母は頑張っているんだ」と心に思い頑張れています。

 そして、私は夫の協力が何より励みになり、助けてもらっているおかげで仕事と子育ての両立ができているのだと思っています。子どもが笑顔で毎日楽しみに託児室に通えているので、託児室の先生方にも感謝しています。子どもの笑顔で毎日仕事を頑張れます。

                            介護福祉士 内田 由美子

 

 

 

 私は蓮田よつば病院に准看護師として勤務し、令和6年3月で早や10年が経過しました。入職して数年経ったころから同じ病棟で働く正看護師の知識や技術の深さ、またそのやりがいに魅力を感じ自分も正看護師になりたいという強い思いから、令和4年4月に通信課程の看護学校に入学しました。

 入学後はよつば病院での勤務と学校から出る課題や学習、また3人の子供との時間も作りながらのフル回転の2年間を送りました。とても忙しい時間でしたが日々の学びによって自分の知識や技術が積み上がっていくのを実感していくと更に『もっと知りたい』や『なぜだろう』が多くなり忙しさよりも楽しさが勝っていったのを記憶しています。

 在学中、学習の時間を確保する為に休みの調整や必要な相談に乗って頂くなど、師長をはじめ病棟の方々には大変お世話になりました。学習を続ける事は決して楽なことではありませんが、自分で時間を管理し気持ちを高め目標に向かう事で得られるものは必ずあると思っていました。今回の看護師国家試験をパスできた事でお世話になった方や応援して頂いた方に良い報告ができ、2年間頑張ってよかったと振り返っています。今後は正看護師として患者様やスタッフに恩返しできるよう精進していきたいと思います。

                               看護師 千葉 雅英


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